全日本37位×理学療法士×メンタルセミナー講師のコーチ

秋山流 ストロークの作り方

「ストローク上手くなりたい!」

と思っている人は、かなり多いのではないのでしょうか?

そこで、「秋山流 ストロークの作り方」をお伝えします。

【秋山流の感覚練習】

動作を獲得するには「言葉で伝える」だけでは不十分なケースが多々あります。
そこで、「動作を身につける」には

「その動作で得られるであろう感覚を体感する練習方法」

を秋山流ではよく使います。

感覚練習です。

「脱力して」と言っても出来ないですよね?
だから

「こんな動きをしてみて」です。

そして、

「実は脱力ってこの感覚と似ているのですよ」

と伝えると、イメージがつきやすいから学習が早くなります。

この記事では感覚練習まではお伝え出来ませんが、参考にしてもらえたらと思います!

そして、ストロークを作っていくには、「学んでいく順番」が大事。

その順番が出来てないと、必ずどこかでエラーが出てくると思っています。

いきなり

「骨盤回旋!」とか「股関節を使って、地面を蹴り上げる!」とかやってもダメだと考えています。

むしろ、

「最終的には上手くいかない」

とまで考えているのが秋山流。

では、秋山流ストロークの作り方、始めます。

「ちゃんとスイングができるか」

とにかく、1番に見るのが「スイングの仕方」です。

言い換えると

「力の抜けた、しなりのあるスイング」

です。

「しなりのない力んだスイング」をしていると、いくら体幹を使っても、地面を蹴り上げても、ボールへのパワー伝達が悪くなります。

「力を入れている割にはボールが飛ばない」状態です。

逆にしなりのあるスイングができていると、体幹や地面の蹴り上げを使わなくてもボールはある程度飛びます。

コーチが適当に打っててもボール飛んでますよね。

あれです。

脱力を覚えて、スイングのイメージを正す。

スイングのイメージは「ブランコ」とイメージするとわかりやすいです。

どのタイミングで後ろから押すと勢いよく加速するか?

「前行って、後ろ行って、落ちたところで押す」ですよね。

スイングも同じです。

スタートから押そうとすると「力み」になります。

正しく加速するイメージを持つと、そらだけでスイング力が上がります!

次に大事なのは、「足と手を繋げる」です。

テイクバックと軸足ですね。

手と足がバラバラでエラーをしている人が多いです。

相手のいろんな球だったり、動いて打ったりするとミスが多くなるのは、これが原因の場合が多いように思います。

構えてからテイクバック、そしてスイングまでを「1,2,3」の層で考えます。

1の層 ・・・ 半身
2の層 ・・・ テイクバック+軸足
3の層 ・・・ スイング

ダンスの振りつけと同じ感覚です。

どんな状況でも、この「1,2,3」を守っていれば、常に似たような動作になります。

似たよな動作になるので、「ストロークの安定」が得られます。

それだけでなく、軸足が決まるので、「地面を蹴る準備」が整います。

地面を蹴る感覚がない人は、蹴り方よりも「この準備」が出来てない人も多いですね。

というか、こうなると「勝手に蹴っちゃう」ので、地面を蹴ろうとか思わなくてもいいくらいです。

上手くいかないのは、テイクバックと軸足がバラバラする。
多いエラーは、「軸足が着いてからテイクバック」している状態。

こびりついたリズムがあると最初は学ぶのに難しいですが、頑張ってトライしましょう!

フェーズ②がちゃんとできると、地面を蹴りたくなります。

そうすると出てくるのが「重心移動の問題」です。

クローズスタンスでは「前足接地と重心移動とスイング」の関係が大事。

よくあるエラーは「前足を出すのと重心移動が一緒に起きてしまう」現象です。

このやり方で打つこともありますが、それは「基礎」ではなく「応用」です。
「ストローク問題ないっす」と言う人がやりましょう。

正しい重心移動のポイントは「後ろ足の曲げ」です。

【重心移動の仕方】
①足を閉じて立つ
②左足を横に広げる(浮かした状態)
③そのまま右足の膝を曲げていく
    → 左足の踵がつくまで曲げる
④踵が着いたら、左足に荷重していく

このような感じです。

④で初めて重心移動が行われます。

ラケットを持たないで試してくださいね。

正しい重心移動をすることで、「安定した球」が打てるようになります!

安定したストロークは「スピンがかけられる」ことがポイントです。
最初は「横降りのフラット」傾向になりがちです。

威力は出ますが、ミスが多くなってしまう。

【スピンのポイント】
①脱力
②打った時のフラットの感覚とスピンの感覚の違いを知る
    →ラケットダラン/ラケット上のフレームで打つ
③通常のテイクバックで、ラケットを下げる練習
    →肘の使い方がポイント

最初は「ボールに対して下からラケットを出して打つ」感覚がないので難しいですが、段階的に練習していくと身につけます。

時間がないので、ここまで!

時間あるときに追加で書いていきますね!